若い頃、大昔、始めてジャズボーカルの歌詞を覚えたのが ヘレン・メリルの 「You‘dBe
So Nice To Come Home To」その、憧れのヘレン・メリルに会えたのです。先週 大阪ブルー
ノート、70歳を過ぎているヘレン・メリル 期待はしてなかったのですが さすがですね〜
一曲目はスローテンポで 「You And Night And The Music」声が出にくそうなところも あ
りましたが もともと 張り上げて歌う人ではないので 歳から考えると 無理はないな〜と
思っていましたが 二曲目の「Angel Eyes」が終わる頃から 調子がでてきました。やはり 
世界の一流としての 貫禄は衰えていません。ああ! これぞ まさしくJazz Vocalと感激し
ていると スペシャルゲストとして ヘレン・メリルの息子が ギターを持って 登場!グル
ープサウンドの曲を 二曲も歌うのです。その間、ヘレン・メリルは うれしそうな眼差しで 
息子を 見守っています。次の曲 「Summertime」のアドリブに 息子が参加する 予定が 
入りそびれて ビイーンと 音 ひとつで 退場 後のメンバーとヘレン・メリルも 平然と 
何もなかったかのように すてきな Summertime を聴かせてくれました。ヘレン・メリルも
過保護な親なのですね! 聴いている者は 一曲でも多く聴きたいのにと 腹立たしく感じなが
ら こんな人でも息子に過保護なのだから 私が過保護でも いいか なんて 変な納得と 安
心を してしまいました。五木の子守唄を 英語と上手な日本語で歌ってくれました。最後に 
やはり「You‘d Be So Nice To Come Home To」を 当たり前ですが 聴きなれた声で 歌
ってくれました。久々 感激のライブでした。一緒に行った 友人がヘレン・メリルと友達なの
で 楽屋まで 押しかけ 握手して 一緒に写真を 撮ってもらって 最高!最高!
長年の憧れの人との スナップ写真 私の大事な宝物になりそうです。

                                2003.12.13.
Black Coffee