先週から一週間 長男はちょっとそこまでと言う感じで ニューヨークへ行ってしまいました。
次男もちょっと海外へと行ったまま 1年半 帰って来ずに 先月 現地で就職してしまいました。
私はと言えば 海外に行った事もないのに 息子たちは 東京にでも行くような気軽さで 海外に
行ってしまうのです。たばこも吸えず 何時間も飛行機に閉じ込められ 着いた先は 何を言って
いるのか分からないなんて所には 私はとうてい行けそうもありません。だいたい 電車 バスが
乗れないのに 飛行機なんて とんでもありません。自分の足で歩くか 車を運転していくかしか
行けないのです。自分でも変だとは思うのですが 理由は時間に縛られるのと 人混みが耐えられ
なにのです。私の旅は 行き先だけ決まっていて どの道順でもよく 何時に着いてもよい旅しか
出来ないのです。当然 組織の中で仕事をするなんて 私には無理なようです。若い時 4年程
お勤めをしましたが 私には無理だと悟りました。修学旅行は最悪! 団体旅行なんて無理 無理
マイペースで 気ままに暮らせるのが 最高ですね!「みんな思ってる」とお叱りが飛びそうです。
でも 皆さん 00会 00クラブ と お好きなようですが 人と人との調整をはかり 調和を重
んじて 協調性を持ち なんて調の付く事が できる方は 私にとっては 調人ではなく 超人に
思えます。私は ひとりでウジクジ ひっそりと 生きていくことにします。

 リー・ワイリー 「LEE WILEY sings RODGERS & HART」1955年録音。超有名な「NIGHT
IN MANHATTAN」より良いように思えます。寺島さんの解説が またまたユニークに リー・ワ
イリーを語ってくれてます。リー・ワイリーの好きなジャズ喫茶店主との会話。
「へえ、どこがそんなに良かったのかね。」
「やっぱり、なんだよ、まず貴婦人の風格があるよね。」
「貴婦人がどうした。」
「貴婦人がキゼンとした気配ね。」
「気配ね。」
「そう、気配。やっぱり気配なんだよね。大事なのは。」
そうなのである。リー・ワイリーは「気配」なのである。私に言わせれば楚々とした気配である。
目の前に、はたしてリー・ワイリーがいるのかいないのか。姿は見えずとも声は聴こえる。そんな
リー・ワイリー。リー・ワイリーは幻影である。

これだけでリー・ワイリーを語ってくれてるように思われます。さすが寺島さんですね〜。
こんな上手に書ける寺島さんが羨まし〜  書けない。羨ましい。から 私の人生が 楽しく続く
のかもしれません。

                                     2004.02.18
                                     Black Coffee