前日に知人のカメラマンと飲みに行ったのですが、ふと気がつくと、 帰りの電車がなくなっていた。事務所で寝て帰っても良かったのですが、その日 は家人が出張で家にいない。こういうときは、「這ってでも帰ってやる!!」とい う不思議な性格の私なので、やおら自転車にのつて家路につきました。

　我が家は事務所から直線距離にすれば10Kmもないところですが、標高 300mのところにあり、殆どの行程はひたすら自転車を押してあがるのみ。はっき りいって、「もうどうなってもいい!!」などとつぶやくほどのきつい帰り道でし た。

　辿り着いた時には、「もうお前は死んでいる」状態でしたが、なんと かケンシロウさんには勘弁してもらって、やっぱり死んだように眠り込みまし た。ここまでは無傷です。

　一夜あけて、さわやかな陽光のもと、眠気眼をこすりながら自転車に うち跨がり、颯爽と事務所に向かったのですが、「行はよいよい帰りは恐い」の はずが、行も恐かったのに帰りはもっと恐かった。車道から歩道に入り際、わず か3cmの段差が乗り越えられず、見事にこけました。

　左手のひら、ひじ、ひざに擦過傷。左腰および右ふくらはぎに打撲に よるチアノーゼ。普段の運動不足から、訳の解らんところに筋肉痛。

はな垂れがきのころから擦りむいたりはいっぱいしていましたので怪我 はなんとも思いませんが、治るのが昔とくらべると極端に遅い。

子供の頃のひざッ小僧の傷は勲章でもおっさんにはあほのレッテル。

写真はパリ　シテ島にて.........ええなー