2003年7月3日 「ノギス」  ノギスという ものを御存じですか。「物の厚さ、球やあなの直径をはかる機具」と国語辞典 (角川書店ノは出ていますか。カメラや機材、ほかにもいろいろな物を作ったりす る時に、よく利用します。私の使っているものは、0.05mmまで計測可能なもの で、たぶんノギスとしてはかなり高性能、これ以上細かいものは「マイクロメー ター」という機械の担当になります。

 男子中学生は授業で使い方などを勉強します が、(いまでも「技術」の授業ってあるのだろうか?)女性はほとんど御存じない です。たいていは「それ、何ですか?」ときかれます。

 物を作ったりする時に使うのは、まっとうな 使い方ですが、ついでにいろんなものを計ったりして、本来の仕事を忘れて、遊 んでしまっている事が、よくあります。100円玉 の直径22.5mm厚さ1.7mmで、10円玉は直径23.5mm厚さ1.5mm。この誤差を自販機は 感知するのだなあと感心したり(もちろん重さも計っているだろうけどけっこう 知っていたら便利なことで、1円玉は直径20mm重さが1g(これはノギスでは量れま せん) 紙の厚さも良く測ります。固い紙程厚いと思いがちですが、以外と関係な い事が多いです。素材によったり色によったりしても直感と違う結果がでて不思 議です。

 とまあ、手当りしだいにものの厚さや直径を 計測して、ふと気がついて、「なにをやってたんだろう?」と考え込む事もしば しば。いろいろなものを測ってはいても、ちゃんとメモをしたり、もちろん憶え ている訳ではありません。何の意味も無くノギスで遊んでいるだけですが、わた しにとっては、手にとったとたん、条件反射。あっ、ちゅう間にパブロフの犬と 化する訳です。

 ところで商業印刷で使う紙の厚さの単位は何 mmではなくてkg。アート紙の130kgとかコート紙の110kgといいます。多分千枚の 重さと思いますが、間違っていたらごめんなさい。

 写真はそのものズバリ!