2006年5月5日

「勘違い」

 勘違いをしていた。もう、一年以上このコラムを書いていないと思っていたら、実際は、きっちりと、一年だった。
 この一年は前回にもあったとおり目に異常が発生して、一年近くの間発症と治療の繰り返し。大学の非常勤講師が始まって、年間通しでお給 料というものを二十数年ぶりでいただく事になったので、何がなんだか訳が分からんうちに一年が、あっという間に過ぎてしまった。
 よって、そんなこんなで、このコラムからしばし遠ざかっていたという事にしておこう。
 さて、ひさしぶりにこのコラムを書こうと思って、長いときは今回のように一年間放っておいたりもしたが、約3年間、書きかけて陽の目を 見なかったもの、あるいは、書き直されてしまったものなどを、数え直してみた。これも勘違いをしていたのだけれど、数える前は5つくらいかな、と、何と なく思っていたが、意外と多く、世に出ずに私だけしか知らない文章は13あった。長いものでいつもと同じくらい、短いもので、5行くらいである。だいた い2000から3000字くらいのつもりでで書いているので、昔懐かしい?四百字詰原稿用紙なら50~60枚に相当する。確か、大学の卒業論文がそのく らいだったように思うので、けっこうな量の文章をボツにしたようにもおもえるが、計算してみると、文庫本で20頁ほどにしかならない事がわかった。たい した事は無かったと、また勘違いに気がついた。しかしどちらにしても、ボツにされて当然の内容ではあった。
 と、あまり意味の無い事をしていたら、ふと、パスポートがもうすぐ期限切れになる事を思い出した(いつものように、文章に全く脈絡がな い)あとひと月ほど余裕があるはずなので、書き換えに必要な書類などをインターネットで検索してから、実際の期限はとパスポートを開いてみると、なんと 2週間しかない。大勘違いをしていた。今日はもうゴールデンウィークのまっただ中。連休明けには更新に行かなくてはいけないが、なんとかぎりぎり間に合 うだろう。この勘違いは許容範囲内だった。
 前述のような体制に影響の無い勘違いや思い込みはどうという事は無いけれど、近々に仕事で海外に出かける様な場合には、いざという時パ スポートの期限が切れていたりしたら大変な事になる。運転免許証も有効期間を勘違いや、失念したりすると、とんでもない事になる。私としては、最近とみ に増えているようなので、少し不安な気持ちになる。

写真は特に説明する必要はないけれど「蔦」緑のまばゆい季節です。