神戸も、やっと梅雨があけたのか、夏らしくなってきました。
ヴォイスでは、奇数月に壁にかけている、レコードジャケットを入れ替えます。
今回は、ウィリアム・クラクストンが、パシッフィクレコードのジャケットデザインを、
手がけていた時代の、モノクロ写真のレコードです。
かけかえた途端、ヴォイスが、まるで「マクドナルド」みたいになりました。そのせいか、
ひと月たっても、「変わりましたね」と声をかけてくれるお客さんは、数えるほどです。
50年代の、ウエスト・コースト・ジャズの写真、チェット・ベーカー アート・ペッパ
ーなど、何気なく見ていたもの、すべてと,言って良いほど、クラクストンの写真です。
団塊の世代の人たちは、きっと、平凡パンチ等で、ペギー・モフェットの写真の方を、
先に見ていることでしょう。恥ずかしいことですが、僕も「ジャズ シーン」という
映画を、見るまで知らなかったのです。
見比べてみると、どうしてもモノクロの時代のほうに、魅力的で、構図、アングルと、
ウェスト・コースト・ジャズそのもののように、センスのよさを感じます。
何よりもその時代に、その場所でその写真が撮れたということが、偉大です。
被写体は、後の時代のほうが、チェット・ベーカーより魅力的かもしれませんが。
最近では、カサンドラ・ウィルソンやダイアナ・クラールのジャケット写真も撮っている
ようです。
ジャズでは、ウエスト・コースト イースト・コーストと何かにつけ比較されます。
「チェット・ベーカー アート・ペッパー」「マイルス・ディビス ジョン・コルト
レーン」
ジャケット写真でも、ブルーノートのフランシス・ウルフとどうしても、比較されてしま
います。どちらも、レコードに刻み込まれた音楽そのものを、表現し、聴かなくても、
聴こえてくるようです。クラクストンの洗練されたアンサンブル、フランシス・ウルフの
黒人の汗と熱気。また レコードから出てくる音そのものも、ロイ・デュナンの抜けきっ
た音、ルディ・バンゲルダーの迫力のある音とすべてが、異質です。
久しぶりに、ソニー・ロリンズの、同じ時期の レコードでも聞いてみようか。
seiji
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